YELLOW MAGIC ORCHESTRA

必聴アルバム

  • ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー(2018 Bob Ludwig Remastering)

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YELLOW MAGIC ORCHESTRAについて

1978年に細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏が結成したYELLOW MAGIC ORCHESTRAは、当時、飛躍的に進化を遂げつつあった電子音楽やコンピュータを先進的に取り入れた“テクノポップ”によって世界進出を図るとともに、エレクトロニックミュージックの発展に大きく寄与したグループだ。西洋世界から見た日本のエキゾチシズム、オリエンタリズムを自覚的に打ち出したエレクトリックディスコをコンセプトに、1978年に発表されたファーストアルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』をアメリカでもリリース。ロサンゼルスでのライブを経て、その評判が逆輸入的に伝わり、1979年のセカンドアルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』は、名曲「RYDEEN」、「TECHNOPOLIS」とともに一気に知られることになり、国内で一大ブームを巻き起こした。オリエンタルなメロディやアイコニックなゲーム音楽、フュージョンやディスコを交えた初期のキャッチーな作風は、ニューウェーブの実験的なアプローチに触発され、その後、大きく進化。1981年には、新たに登場したデジタルのマルチトラック・レコーダーを駆使した『BGM』、サンプラーを駆使し、ミニマルミュージックのスタイルを極めた『テクノデリック』というアルバム2作を次々に発表し、その先鋭的なサウンドは全世界に大きな影響をもたらした。その後、各人がソロ活動を活発化すると同時に、テレビや歌謡界にも進出。1983年、最大のセールスを記録した「君に、胸キュン。-浮気なヴァカンス-」に象徴される歌謡曲路線のアルバム『浮気なぼくら』をリリースした後、同年、解散を発表した。5年間の短くも濃密な活動は、音楽のフィールドのみならず、ファッションやアート、文学、哲学、お笑いなど、幅広い分野に及んでおり、メディアミックスの先駆的な活動は時代を超えて、さまざまな角度から再評価されている。また、1993年、2007年にYMO名義で再結成を果たした他、細野と高橋が結成したエレクトロニカユニット、スケッチ・ショーに坂本が参加した発展的プロジェクト、HASYMOなど、不定期で生み出される作品やライブが注目を浴びている。

出身地
Tokyo, Japan
結成
1978年
ジャンル
エレクトロニック

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米国およびカナダ