はっぴいえんど

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はっぴいえんどについて

1969年、作曲を担う細野晴臣(Vo/B/Key)、大滝詠一(Vo/G)、鈴木茂(G/Vo)と作詞を手掛ける松本隆(Dr/Per)によって結成されたはっぴいえんどは、日本語ロックの可能性を大きく切り開き、日本の音楽史にその名を刻んだ4人組バンドだ。当時の日本は、ニューロックと呼ばれるハードロックやプログレッシブロックが主流で、日本語はロックに乗らないと当たり前のように考えられていた時代。日本ではほとんど知名度がなかったバッファロー・スプリングフィールドやMoby Grapeといったアメリカのウェストコーストロックからの影響の色濃いサウンドに松本隆による日本語詞を合わせた1970年リリースのファーストアルバム『はっぴいえんど』は、メディアやミュージシャンの間で日本語ロック論争を巻き起こした。その論争を収束させたのが、1971年のセカンドアルバムにして、その後も時代を超えて愛されている『風街ろまん』。ユーモラスな言葉のチョイスやダブルミーニング、音韻へのこだわりや斬新な譜割りなどを駆使しながら、高度経済成長とともに失われた東京の原風景を、架空の都市である風街として描き出そうというコンセプトを見事に具現化し、日本におけるロックは新たな転換点を迎えた。しかし、この作品で持てるクリエイティビティのすべてを燃焼し尽くしたバンドはサードアルバムのリリースをもって解散を決意。1972年にアメリカ、ロサンゼルスへと渡ると、バンド結成のきっかけとなったバッファロー・スプリングフィールドが制作を行ったスタジオでもあるサンセット・サウンド・レコーダーズでレコーディングを敢行。リトル・フィートのローウェル・ジョージとビル・ペインやVan Dyke Parksらがゲストで参加したサードアルバム『HAPPY END』は翌1973年2月にリリースされ、3年強のあまりに短く、あまりに濃密な活動は幕を閉じた。その後、フルメンバーがそろったのは、1985年の再結成ライブ一夜限りであるが、作品の数々は時代を超えて、新たなリスナーに聴き継がれている。また、2003年に公開されたソフィア・コッポラ監督による映画『Lost In Translation』の挿入歌として「風をあつめて」が使用されるなど、海外リスナーからの評価も年々高まりを見せている。

出身地
Japan
結成
1969年
ジャンル
J-Pop

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米国およびカナダ