韓国出身のピアニスト／作曲家のイルマは、クラシックとニューエイジの境界線を自在に越えていく、リッチかつエモーショナルな旋律を生み出すことで知られている。ソウルで生まれたイルマは、幼少期に渡ったイギリスで成長期を過ごし、ロンドン大学キングス・カレッジでイギリスの作曲家Harrison Birtwistleに師事した。2001年には、ファーストアルバム『Love Scene』と、彼の代表曲となった「River Flows In You」や大ヒットドラマ『겨울연가（冬のソナタ）』で使用された「When the Love Falls」（ミッシェル・ポルナレフのカバー）を含むセカンドアルバム『First Love』をリリース。ヒット曲「Kiss the Rain」を収録した 2003年のアルバム『From The Yellow Room』は、韓国のアルバムチャートにランクインした。2000年代の前半には『오아시스（Oasis）』と『강아지 똥（Doggy Poo）』という2本の韓国映画の音楽を担当し、2006年にはテレビドラマ『봄의 왈츠（春のワルツ）』のサウンドトラックのために、アルバム1枚分に相当するボリュームの楽曲を書いている。また、2 AM、Ailee、ペク・チヨンなど、数多くのK-Popアーティストにも楽曲を提供。2020年には、リリースから10年近くが経ったアルバム『The Best-Reminiscent 10th Anniversary』がBillboardのクラシカルチャートとニューエイジチャートで1位になるなど、国際的な人気を獲得している。