ダーウィン事変

ダーウィン事変(1‪)‬

うめざわしゅん

- 3.9 • 381件の評価

- ¥760

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テロ組織「動物解放同盟(ALA)」が生物科学研究所を襲撃した際、妊娠しているメスのチンパンジーが保護された。
彼女から生まれたのは、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーだった。
チャーリーは人間の両親のもとで15年育てられ、高校に入学することに。
そこでチャーリーは、頭脳明晰だが「陰キャ」と揶揄されるルーシーと出会う。

「テロ」「炎上」「差別」……ヒトが抱える問題に、「ヒト以外」のチャーリーが、ルーシーとともに向き合うヒューマン&ノン・ヒューマンドラマ。

作品集『パンティストッキングのような空の下』が「このマンガがすごい!」2017(宝島社)のオトコ編第4位にランクインし、話題になった漫画家・うめざわしゅんによる連載作品、開幕!

APPLE BOOKSのレビュー

ヒトとチンパンジーの交雑種として生まれた“ヒューマンジー”を描く、社会派エンターテインメント。研究所からテロ組織“動物解放同盟 (ALA)”によって保護されたメスのチンパンジーから生まれたチャーリーは、ヒトとの交雑種として好奇の目を向けられながら、人間の養父母の下で成長する。やがて高校生になった彼は、他の同級生とは違う“陰キャ”のルーシーと出会うが、一方、ALAも不穏な動きを見せていた。周囲と異なる存在が受ける差別や、正義とは何かを描く問題提起的な作品であり、まるでハリウッドの大作が日本のマンガでコミカライズされたようなスケールの大きさもある。クールだが少年の葛藤を内に秘めたチャーリーに、次第に心が引き込まれていくはず。

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