伊福部昭

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伊福部昭について

アーシーなエネルギーにあふれたリズムと日本の伝統的なメロディのエッセンスを生かした作風で、昭和のクラシック界に大きなインパクトを与えた作曲家。1914年に北海道で生まれた伊福部昭は、少年時代にアイヌ民族の人々と交流を持つ中で、アイヌの歌や踊りに大きなインスピレーションを受けている。ヴァイオリンとギターを独習し、クラシックの作曲法も独学で身に付けた伊福部は、1935年にパリで開催されたチェレプニン賞作曲コンクールに管弦楽曲『日本狂詩曲』を出品して第1位に輝き、国際的な評価を獲得した。戦後は映画音楽も多く手掛けるようになり、『ゴジラ』『ビルマの竪琴』『座頭市』などの代表作を生み出していく。並行してクラシック音楽の作曲も続け、ギリシャ神話に材を求めた舞踊音楽『プロメテの火』(1950年)、アイヌへの共感を背景にした交響曲『シンフォニア・タプカーラ』(1954年)、日本的な律動と旋律にあふれたピアノ協奏曲「リトミカ・オスティナータ」(1961年)といった革新的な楽曲を次々と世に送り出していった。また、東京音楽学校(現在の東京藝術大学)や東京音楽大学で教えた彼は、芥川也寸志や黛敏郎をはじめとする優れた作曲家を育てている。晩年まで作曲を続けた伊福部は偉大な功績を残し、2006年に91歳でこの世を去った。

出身地
Kushiro, Japan
生年月日
1914年5月31日
ジャンル
サウンドトラック

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