深夜のアパート。裕介は親友の崇史から仕事の悩みを打ち明けられる。それは崇史の仕事で起こる不気味な出来事にまつわることだった。祐介はそれを崇史の幻聴だと決めつけるが…。
父親の孤独死を知らされ生前暮らしていたというアパートに集められた兄妹たち。身寄りがなかったとはいえ、親らしいことなど何一つしてもらったことのない父親となど関わり合いになりたくなかった。だが部屋の片づけを進めるうちに彼らが知らない父親の素顔を知ることになり…。
友達が一人もいない中学生の愛理。一人きりの通学路でいつも窓辺に立っている女の人と視線を合わせることが唯一の楽しみ。いつか女の人に会いたいと思いながら通学を続けていると…。
彼は地下鉄の駅構内を走っていた。久々の飲み会で盛り上がり過ぎてしまい終電の時刻をすっかり忘れていたのだ。「間にあってくれ」と祈るような思いでホームにたどり着いた時、地下鉄のドアはまさに目の前で閉まりかけていた。何とか終電に飛び乗ることができた彼だったが…。
喫茶店でバイトをする卓也は閉店時間になっても帰らない老婆に手を焼く。どこにも行く当てがないという老婆は卓也にあることをお願いし始める…。
一週間前に引っ越してきたばかりの茜。ゴミ収集所の清掃当番を終えると、奇妙な男が近付いてくる。「今日は第五水曜日だからどうしても捨てたくない物は一度収集所に置かなくてはならない」男の言葉の意味がわからない茜だが…。
津田寛治
ナレーター
新納敏正
篠田諒
村井良大
平野良