- 君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命 · 2005年
- GOD SAVE THE わーるど - Single · 2021年
- 少年少女 - Single · 2021年
- DOOR · 2005年
- ねえみんな大好きだよ · 2020年
- DOOR · 2005年
- 恋は永遠 - Single · 2017年
- 光 - Single · 2007年
- 君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命 · 2005年
- DOOR · 2005年
- エンジェルベイビー - Single · 2017年
- 君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命 · 2005年
- ねえみんな大好きだよ · 2020年
必聴アルバム
- カリスマ的な人気を誇ったパンクバンドGOING STEADYのメンバー3人が結成した銀杏BOYZ。2作品同時発売という驚きのリリース方法がとられたデビュー作のうち片方がこの「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」だ。ギターウルフに匹敵する爆音レコーディングでのパンクな演奏に乗せて、タイトルが象徴する通り、"君への思い"や"素敵な君とどうしようもない僕"が、アルバム全編を通して歌われる。それも純粋を通り越してかなりモラルに反した言葉の連続なので、ピッチ補正などとは無縁のヴォーカルスタイルとも相まり、思い切り"無修正"な印象のパンクアルバムとなっている。 YO-KING、伊藤洋一(GOING UNDER GROUND)、沖祐市(東京スカパラダイスオーケストラ)といったゲストミュージシャンも豪華だが、中でも驚きなのはYUKIの参加だろう。タイトルとジャケットのインパクトから特にこちらのアルバムへ注目が集まっているようにも感じられるが、同時発売の「DOOR」も負けじと強烈な1枚。ぜひとも合わせて聴いてもらいたい。
アルバム
- 2020年
- 2014年
- 2014年
- 2010年
- 2005年
- 2005年
ミュージックビデオ
- 2021年
- 2020年
アーティストプレイリスト
- 恋や夢をつかもうともがきながら叫ぶ彼らのロックを体感するプレイリスト。
シングル&EP
- 2021年
- 2017年
- 2017年
- 2017年
- 2016年
- 2010年
銀杏BOYZについて
表も裏も隠すことなく、裸の心をロックで叫ぶバンド、銀杏BOYZ。峯田和伸(Vo)の歌声は余計な装飾なしで聴く側の内面に刺さってくる。心をかき乱されてしまうリスナーもいるかもしれないが、そんなふうに音楽を通じて生のコミュニケーションをするのが峯田のやり方である。そしてもしあなたに何か響くものがあれば、銀杏BOYZの歌はかけがえのないものになる。うそや偽りゼロの関係性で成り立っているバンドなのだ。そんな峯田のあり方は、基本的には前身のGOING STEADYの時代から変わってはいない。しかし2003年の解散後に再びバンド活動を目指した彼は、この銀杏BOYZで初期衝動というものをとことん追求した。楽曲がいかに自分自身を歌っているか、メンバー同士の間に熱い感情はあるか、ライブは毎回すべてを出し切れているか。この愚直なまでのスタイルが、以前からのファンを引き付けるだけでなく、新しいリスナーを数多く呼んだ。その奔放さは2005年、『DOOR』と『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』という2作のファーストアルバムの同時リリースでピークに達する。バンドのすべてをたたきつけるようなパフォーマンスは各会場を過熱させ、ファンの熱狂は跳ね上がった。大人になりきれないし、なる気もない。わがままやって、無茶をして、明日なんかより今この時を全力で生きたい。銀杏BOYZの衝動一本やりのエネルギーは異様な興奮を招いた。この無鉄砲さが摩擦を生むようになったのも無理はない。暴れまくった峯田がライブ中に骨折してツアーが延期になったり、フェスティバルで勢いに乗りすぎて問題行動を起こしたりと、バンドの運営がスムーズに行かなくなる事態が増えた。新曲の制作も難産が続き、作品のインターバルが空いて、活動は停滞した。その結果、通算3作目となるスタジオアルバム『光のなかに立っていてね』を発表したのは前作から9年後で、この間に峯田以外のメンバーは脱退。銀杏BOYZはバンド形態でなく、サポートメンバーを入れた編成でライブを行うことを発表する。峯田の無謀な理想は道半ばで途切れ、一つの理想が幕を下ろしたかのように思えた。しかしここからの銀杏BOYZは憑き物が落ちたように軽やかな活動に入った。何かにこだわりすぎることなく、「恋は永遠」のようなポップなラブソングもリリースし、峯田の表情は肩の荷を下ろしたようにすがすがしくなった。上昇気流に乗った銀杏BOYZは、2017年には初の日本武道館公演を成功させる。このころにはNHKのドラマ『ひよっこ』に出演するなど、峯田は俳優としての活動もおなじみになっていった。いつも血走った目をすることはなくなった。しかし峯田和伸はその後も恋の歌を歌い、時にはステージで叫び倒すことだってある。そして裸の心を歌い続けていることは、変わりがない。銀杏BOYZはちょっとだけ大人になったのだ。
- 出身地
- Yamagata, Japan
- 結成
- 2003年1月
- ジャンル
- ロック