



天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す(上)―――確率論を極めた男のギャンブルと投資の戦略
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4.0 • 5件の評価
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- ¥1,800
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発行者による作品情報
カジノで勝ちすぎて毒殺未遂、投資で勝ちすぎてガサ入れ! ブラックジャックの必勝法「カード・カウンティング」を開発し、オプション投資の「ブラック=ショールズ・モデル」をブラックとショールズより先に考案した「クオンツの始祖」の破天荒すぎる人生。成毛眞氏、山崎元氏、ナシーム・ニコラス・タレブ絶賛!
APPLE BOOKSのレビュー
アメリカの数学者、エドワード・O・ソープの破天荒な人生の道のりを描いた自伝の上下合本。大恐慌のさなかに生を受け、第二次大戦を挟んだ科学好きの少年時代から実験と実践を繰り返し、さまざまな物事に潜む法則を探求する著者は、「ルーレットの結果を予測できるか?」という疑問に興味を抱く。結婚を経て数学者となった彼は数学的な手法で「カード・カウンティング」というブラックジャックの必勝法を編み出し、またルーレットの目を読む研究の過程で情報理論のクロード・シャノンと世界初のウェアラブル・コンピュータを開発。ラスベガスを去り、地上最大のカジノであるウォール街に打って出れば今度は投資家のウォーレン・バフェットと出会い、ヘッジファンドを設立して29年間負け知らず。インデックスがアクティブ投資に勝つ理由や、ある利回りで資産が倍増する期間を示す72の法則といった投資の知識も分かりやすく解説されている。常識にとらわれず、証拠に基づいた合理的な判断を下せるまで物事を決めつけない著者自身の姿勢と考える力こそが、人生の財産となることを教えてくれる良書。