Suchmos

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Suchmosについて

Suchmosというバンドにとって大きな転機となったのは、EP『LOVE&VICE』(2016年)からデジタル先行リリースされた「STAY TUNE」だろう。都会的に洗練された曲調と、挑発的なまでの歌詞が相まって新世代の登場を強烈に印象付け、日本の音楽シーンに新たな息吹をもたらした。名トランペット奏者/シンガーであるルイ・アームストロングの愛称=サッチモがバンド名の由来。ロックやジャズ、ファンク、ネオソウル、ヒップホップ、そしてJ-Popと、さまざまな音楽的背景を持つメンバーによって2013年に結成された。ライブ活動を行いながら、翌年には『FUJI ROCK FESTIVAL ’14』の新人アーティストオーディション枠で出演を果たすなど、次第に音楽ファンの注目を集める存在となる。テレビCMに起用されるなどの追い風を受けて、先述の「STAY TUNE」が大ヒット。2作目のアルバム『THE KIDS』(2017年)を大きなセールスへと導く原動力になる。同作を携えたライブツアーの終盤には、自ら立ち上げたレーベル、F.C.L.S.ごとメジャー進出することを発表。急ピッチで活動環境を整備しつつ、一躍、ファッションなどを含めたカルチャー全般にも広く影響を及ぼす存在となった。その洒脱でキャッチーな音楽性とともにまい進するかに思われたSuchmosだが、サッカー放送のテーマ曲として手掛けられ、『第69回 NHK紅白歌合戦』でも披露されたナンバー「VOLT-AGE」は、それまでの彼らのイメージを大胆に更新しリスナーに挑むかのような、アバンギャルドかつソリッドなロックチューンとなった。ミニアルバム『THE ASHTRAY』(2018年)を経てリリースされたサードアルバム『THE ANYMAL』(2019年)では、未来的なサイケデリックブルースとでも呼ぶべき壮大な音楽性へと到達し、同年9月には横浜スタジアムでのワンマン公演を開催、3万人を動員する。ソウルやファンク、ジャズといったブラックミュージック由来の上質な要素を音楽シーンの最先端で用いるばかりではなく、そこに強いアティテュードを込めることで、Suchmosの表現は社会そのものを揺るがすエネルギーとなった。時代の寵児となった彼らは、「STAY TUNE」の成功に慢心することなく、あくまでも変化、成長し続けるバンドとして驚きを提供し、リスナーを魅了し続ける道を選ぶ。2021年2月、Suchmosは突如として“修行”を理由に活動の一時休止をアナウンスした。メンバーが個々の活動を繰り広げてゆく中にあっても、鋭利なアティテュードとともに鳴らされるSuchmosのさらなる音楽が待たれている。

結成
2013年
ジャンル
ロック

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米国およびカナダ