MAN WITH A MISSION

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MAN WITH A MISSIONについて

この、狼の頭を持った5人組が音楽シーンに現れたとき、ともすれば“イロモノ”として見られることも少なくなかった。しかし彼らは、間もなく自らの力でその見方を変えさせていく。なにしろサウンドが魅力的だった。2010年のデビューアルバム『WELCOME TO THE NEWWORLD』に込められた、ポストグランジやメロディックパンク、エレクトロニックミュージック由来のシーケンスやターンテーブリズムを盛り込んだキャッチーな楽曲の数々は、各地の音楽フェスティバルやライブイベントでのスケールの大きなパフォーマンスへとつながり、人気を集めていく。翌年にはメジャー契約を獲得し、バンド名を冠したアルバム『MAN WITH A MISSION』をリリース。この作品には、後々までライブ会場に壮観なダンスの光景を生み出すことになる「FLY AGAIN」が収録された。その後もアニメやドラマ、映画、ビデオゲームのテーマ曲などを手掛け、広くカルチャーとの接点を見いだしながら巨大な支持基盤を築き上げていく。メジャー3作目となるアルバム『Tales of Purefly』(2014年)では、ファンタジックな物語を背景にコンセプチュアルな作風を打ち出し、トラディショナルミュージックの要素を盛り込むなど、バンドの音楽的バックグラウンドの拡張にも挑戦した。欧米やアジア諸地域などでのツアーにも積極的に取り組み、全編英語詞のコンピレーション作品『Beef Chicken Pork』(2014年)や米バンドのZebraheadとのコラボレーション作品『Out of Control』(2015年)をリリースしながら、次第に海外シーンでの信頼も得ていく。国内外の大物アーティストや音楽プロデューサーたちと次々に連携し、共演曲やリミックスを発表するなど、音楽の輪を拡大することになった。海外アクトの来日ライブではゲストとして招かれる機会も多く、お茶の間から国内外のライブハウス、フェスティバルの会場からスタジアムまでを分け隔てなく熱狂させる活動は、無数のロック少年少女たちが抱いてきた夢をそのまま具現化するかのようだ。2020年、デビュー10周年を記念して企画されていたさまざまなプロジェクトには、残念ながらコロナ禍が影を落としたものの、MAN WITH A MISSIONは過去作品の全曲再現ライブやデジタルシングルの連続リリースなどを行い、困難をバネにするかのように新フェーズを切り開いていった。アイコニックなビジュアルと、ユーモラスで人懐っこいコミュニケーションを武器に、彼らは誰よりも人間らしい反骨精神を歌い、21世紀型のロックを鳴らし続けてくれるだろう。

出身地
Shibuya, Tokyo, Japan
結成
2010年3月7日
ジャンル
ロック

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アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ